歯科衛生士 村上
静岡県立短期大学歯科衛生士学科 2009年卒
勤務年数6年
1年育児休暇後復帰 現在午前勤務
「炎症の原因はこれです」
自信を持って言えるから、患者さんに信頼してもらえます。
「成長するための投資は惜しまない」という歯科衛生士の市川彩乃さん。
休日には自らセミナーへ通うなど、常に積極的。拡大鏡を使うことで、患者さんとの関係性も変わったと言います。
歯科衛生士学校へ通っていたころ、多田歯科医院へアルバイトに来てビックリしたんです。
歯科衛生士が専用のメインテナンスユニットを持ち、自分たちで考え、患者さんをしっかり健康に導いている。一方、実習で訪れた他の医院では、歯科衛生士は“ドクターのアシスタント”という立場でした。自分はどちらになりたいだろう? と考えたときに、「ここで自立した歯科衛生士を目指したい」と思いました。
勤務当初は不安と緊張でいっぱいでした。そして、思うように結果も出ませんでした。たとえば、患者さんの口腔内に炎症があるときに何が原因なのか分からないことが多くて、
先生の指示を待つことになってしまうんです。「このままで自立した歯科衛生士なんて程遠い。どうしたら状況を変えられるだろう……」と悩んだ末、頭に浮かんだのが拡大鏡でした。実際にサージテルを使ってみると、期待どおりでした。プラークや歯石がずっと見つけやすくなって、確実に処置できます。補綴物の不適合や縁下カリエスにも気づけるので、すぐに先生に伝えられます。
そして、何よりも自分に自信が持てるようになって患者さんとのコミュニケーションもうまくいくようになりました。しばらくして患者さんに「これからも市川さんに診てほしい」と言ってもらえたときは、本当にうれしかったですね。歯科衛生士になってよかったと心から思いました。「私に任せてください!」と患者さんに言えるように、ますます信頼してもらえるように、これからも頑張っていきたいです。